毎年6年生には細字の練習を兼ねて卒業制作として般若心経を書いてもらいます。今年もその練習の季節が来ました。
その子のことをつい思いながらきっとここでこう書くだろうといろいろと想像しながら一人一人にお手本を書くようにしています。
出会った頃は書くより騒いでましたね、
床にゴロゴロしていたこともありましたよね、
近所に書道教室ができると真っ先に心配してくれたりして。
卒業までまだあるようでそうでもありません。
一緒にお稽古できるのも数えるほどになりました。
どうぞ大事に書に向き合ってください。
実は貴重な時間です。
僕はやめないよ、と言ってくれる彼。
うれしいな。
でもいいんですよ。
いつでもお茶しに寄って下さい。