今年は「芍薬の絵」

2020年11月21日 14:50

不定期に絵の練習をしています。
今年は「芍薬」を描くことにしました。

中国書法留学した時にはもちろん字を書く気でいたわけですが、
私の中国語の力が全くないばっかりになんと絵のクラスにいたのです。

中国は漢字の生まれた国だから、そうか、いきなり漢字を書かずに木を描くのか、
書画同源って言うもんな。
思い込んでますからひたすら木を描き、石を描き、山を描き・・・
なんだかおかしいぞと思わず花を描き・・・

絵を勉強している人も書道の漢字を書く時間はあるようで、
久しぶりに待ってましたとワクワクして前の晩から興奮していましたし、
授業で先生からの指導の後、漢字を書いた時には泣いてました。
泣けて泣けて仕方ありませんでした。
漢字が書けることに感動してしまいました。
好きなんだな、私。
泣くほど好きなんだな、私。
(部屋では毎日書いてたんですけどね)

その後は身振り手振りと、中国語ができる日本人を捕まえて何とか伝えましたが時すでに遅く、
書法の時間を増やしてもらうことしかできませんでしたが、
その時に仕入れてきた多くの教材や資料はすばらしいものばかり。
これらをつかって筆の使い方を練習していきましょう。
美術大学の墨で絵を描いている学生さんたちが必死で練習しているテキストです。
絵を見ているだけでもなかなかいいものです。

水仙の葉をすーっと描く線は行書の線かな、
鳥を描いているときには仮名の繊細な感じ、
菊の花を少し大きく描いていると、楷書に近いかな、
などなど思いながら練習しています。

筆先を鍛え、線を練るにはこんな練習方法も楽しいものです。

書画同源ですから。

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