春一番が吹いたとか。
風の音は感じていましたが、春一番になるとは。
節分、立春、春一番。
春ですね。
春の漢字の下に虫を二つ書いて、
蠢く(うごめく)
よくできてますよね。
もぞもぞ動く虫の姿がまさに蠢く、です。
虫をふたつにするところがいい。
「蚕」という漢字は虫が一つだなあ、と調べてみると
もとは虫が二つあったらしい。
やはりもぞもぞと動きながら桑の葉を食べる様子が目に浮かんでくる。
この漢字にもとは虫が二つ使われていて何だかうれしい気分。
「蚊」ももとは虫が二つだったようだ。
ぶんぶんと飛ぶ蚊がリアルに感じられる。
そのまま辞書をみていると
「虫」という字そのものがもともとは三つの虫からできていた。
たくさんの小さな虫がもぞもぞ、ゴソゴソ動いていたのは今も昔も変わらないのだなあ、と。
元に戻って春一番の「風」の中にも虫がいる。
もぞもぞと動く虫を風という字に使うとは。
あれ、「虹」にも虫がいる。