書とクイーン

2021年04月26日 18:09

高校生女子が
「与謝蕪村の作品を見てきました。素朴で可愛らしい絵がたくさんありました。
俳句もあったのですが何と書いてあるのかわからない字が多くて。
もっと学んでいったら読めるようになるのかなと思いました。」
とメールをくれました。

そうですね。
もっと読みたいと学んでいくと知識と情報が増えて、
きっと読めるようになりますね。
私も日々学んでいる最中です。

読めない字があっても、
ほとんど読めなくても、
素敵なものは何か感じませんか。

私は英語がさっぱりわかりませんが、クイーンは素敵だなと思います。
(映画をみて知ったほどそれまでクイーンを知りませんでしたが)
リズムと音、言葉が調和している感じが耳から離れません。
有名な「mama~」も「mama~」だから耳に残るわけで
「Galileo」も「Galileo」だから素敵です。
きっと英語が分かる人以上に感覚的になれて、意味ではない音楽を楽しめるような気がします。
その音にはその言葉しかないのです。

書もしかり。
もちろん意味が分かったら楽しみも増えます。
が、
意味が分からないからこそ感じるものもあるかもしれません。
その音にはその言葉か合うように、
その場所にはその書きぶりが合うのです。その表現がその部分にはしっくりくるのです。
それがいい書なのだと思います。
前後左右の関係やにじみやカスレの様子や
大小も強弱もあるべくしてあると美しいと感じるのだと思います。
それが素敵な書なのだと思います。

クイーンの音楽のような書!??
うーーーーーん
私の思っていることが伝わっているかしら。

don't stop me now!
が大好きですが、
killer Queen
のような作品が目標かな(笑)

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