『王羲之と蘭亭序』
東京国立博物館と書道博物館のコラボ企画です。
王羲之も蘭亭序も書道を楽しむ人には欠かせないキーワード。
どうぞこの機会をお見逃しなく。
私も少しずつ加筆修正していきますので時々ご覧ください。
質問疑問大歓迎です。
内容に間違えがあればすぐに知らせてくださいね。
よろしくお願いいたします。
この展覧会をサポートしてくれそうな雑誌の紹介です。
↓二玄社から出ています。
写真をタップすると目次が見られるようにしてあります。
↓書道博物館で購入しました。
東京国立博物館(東博)にも行ってきました。
なかなかの賑わいぶりでした。
東洋館4階。
いつも書画がかかっているお部屋です。
入り口で入場すれば他にチケットを買わずに東洋館も見ることが出来ます。
もちろん本館も行ってみてください。
本館入って右側の2階が国宝室になっています。
いつでも何か国宝が見られます。
必ず寄っていただきたい。
会場には貴重な王羲之の作品があります。もちろん写し取られたものですが、貴重な作品です。
おそらく奈良平安の貴族たちはこれらを見ていたことでしょう。
今のようにたくさんの図録も本もありません。
伝わってきたもの、日本に届いた王羲之を見て王羲之を学んだわけですから、
何を見ていたかは重要です。
智永さんの千字文も王羲之の書と思っていたと言いますから、日本人の書の中にはこれも深くかかわっているはずです。
王鐸の臨書です。
一行の字数が少し違っていたりしますが、そんなのもありかな、と見ていくと。
最後に「王鐸力疾臨」とあります。
力疾とは「病気をおして・・・する」「全速力で疾走する」に意味だそうです。
包世臣が王羲之の思想帖を臨書した作。
逆入平出という用筆法で解釈した臨書作品とのこと。
包世臣と言えば鄧石如、と連想してしまうのですが、この臨書も重みのある感じです。
包世臣の多くの臨書はどうも初心者にはわかりずらいものが多いのですが、
一先ず見ておくと後々気付くことがあるかもしれません。
私だったらこう書かないかな、(いやこう書けない、が正解でしょうか。)等々思いながら
拝見するのもありでしょう(笑)
とにかく一文字が重たいですね。
王羲之について